何も色もデザインも決めずに塗りたくった壁、しかし芸術的センスがいいと褒められてしまった。褒められてしまってプロのリフォーム会社に依頼して修正するのをためらう羽目に。

友人の話です、友人は美術系の大学を出ていて仕事はクリエイティブ関連でデザイン系の仕事をしています。
でもクリエイティブ系の仕事をしているからと言って生活すべての面をおシャレっぽく過ごしているわけではなく、洋服も量販店のシンプル系、仕事に対しては創作意欲を発揮するのですが、自分のプライベートの面では最近の充実系のいわゆる、キラキラ系の生活には一切興味はなかったんです。
ですが、あるときに仕事場の同僚に、「Aさん(友人のこと)はデザインもセンスがいいし、着ている服もシンプルだけどなんとなく素敵に感じる。家もおしゃれなんでしょうねえ」と言われてしまって。
友人は思わず返答に困ったんだそうです。なぜなら、デザインという仕事柄、仕事場では洗練されている雰囲気が少しプラスに働くので洋服に興味がなくても、シンプル系にしておけば、清潔で無難という理由だけで選んでいただけでさらに、家も何十年も経過した古い木造の実家住まいで、しかもインテリアもこだわっておらず、仕事を離れた、一切おしゃれな生活とはかけ離れているし、と思って正直に。
「全然おしゃれじゃないよ。普段は、生活臭たっぷり」と返事をしておいたそうなのです。まあ同僚は謙遜してとか言って信じなかったそうです。
でその場はその会話で終了したのですが、実は、ある時から仕事がリモートになってしまって、在宅勤務になってしまった友人。
ところが、ある時期、仕事のことで打ち合わせを行う際に友人の自宅で行わなければいけない状況になってしまったんだそう。つまり、リモートじゃなくて同僚が自分の家に来るという状況は、リアルなプライベートを見られてしまうことに本当に困惑をして。
家中のインテリアはリモートになった段階で慌ててすべての部屋内のものを物置に移動させてなんとなく、何もない部屋みせてリモート仕事を行い、カメラに映るのはデスクに座って背後は壁だけに。まるでホテルみたいと言われてなんとか威厳を保てましたが。外壁はどうもならない。
だから、友人は同僚に自分がおしゃれに見えているという理想を壊したくない。と、同僚が打ち合わせに訪れる日までに古くなった木造の外壁を慌てて外壁塗装を自分で塗料できれいに塗装することにしたんだそう。しかし、何色に塗ればいいのか、乾くのはどれぐらいか、なにもわからず、とりあえず試し塗りでブラウン系を塗ってみたり、また試して青色系を塗ってみたりとしたんだそうですが
いくら、大学で芸術を学んだとはいえ、壁塗装は所詮素人作業。ホームセンターや通販で塗料をいろんな色をそろえてみたのですが、結局試し塗りでいろいろと暖色系、寒色系で重ね塗りをしてしまって、友人の目からすると、迷彩柄の虹色柄なのか水玉なのか全く、予想もつかない抽象画の背景のような姿の壁色になってしまったんだそう。
でも、もう、打ち合わせで同僚が訪れてくるひまで修正はできない、友人は、まったくおしゃれじゃない家の外壁を見てがっくりするだろうなと思いつつ、その日、
同僚が訪ねてきました。で友人が古い家でしょ。と自虐的に言うがいなや、同僚は壁色を見てすぐさま感嘆するように「凄い、壁色がダイナミック、色彩がすごくいい、さすがA
さん、すごいおしゃれな壁色の家に住んでますね、なかなかない色合いですねえ。すごく素敵」と同僚から言われてしまって、さらに同僚がほかの同僚に壁色がいいおしゃれな家に住んでいると言いふらされたため、友人は失敗した壁色だったとは言えずに、業者に修正してもらおうか、このままの壁色のしておこうか、相当なやんでいるんだそうです。失敗の壁色だと思っていたのに、あんまり褒められてしまって、修正するとは言えなくなってしまったんだそうです。

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